それって加齢のせいじゃないかも?女性に増えるびまん性脱毛症の正体
最終更新日:2025.07.03
「最近、髪が細くなってきた気がする」
「分け目が目立って、地肌が透けるようになってきた」
「歳をとったから仕方ない」と思いがちですが……それ、加齢だけが原因ではないかもしれません。
実は今、40代以降の女性を中心に増えているのが**「びまん性脱毛症」**というタイプの薄毛です。
今回はこの「びまん性脱毛症」について、原因・症状・対策をわかりやすく解説します。
びまん性脱毛症とは?
「びまん」とは「広がっている」「全体に広がる」という意味で、びまん性脱毛症とは、髪の毛が頭部全体で均一に薄くなっていく脱毛症です。
特徴は、特定の一部分が抜けるのではなく、全体の毛量が徐々に減っていく点。初期段階では気づきにくく、「なんとなく髪が元気なくなってきた」「セットが決まらない」といった変化で気づく方が多いのです。
こんな症状、思い当たりませんか?
- 髪全体が細くなり、コシがなくなった
- 抜け毛が以前より増えた
- 頭頂部や分け目の地肌が目立つようになった
- 髪がぺたんとして、ボリュームが出ない
- 鏡を見た時に頭皮の透けが気になる
こういった変化が起きている場合、びまん性脱毛症の可能性があります。
加齢だけじゃない?びまん性脱毛症の主な原因
びまん性脱毛症の背景には、以下のようなさまざまな要因があります。
■ ホルモンバランスの変化
女性ホルモン(エストロゲン)には、髪の成長を支える働きがありますが、40代後半〜50代にかけての更年期で分泌量が減少しやすくなります。その結果、髪が育ちにくくなってしまいます。
■ 栄養不足
髪の毛は体の中で後回しにされやすい組織です。偏った食事や無理なダイエット、鉄分や亜鉛不足などがあると、髪の材料が不足し、成長しにくくなります。
■ ストレスや睡眠不足
慢性的なストレスや睡眠の質の低下は、自律神経を乱し、血行不良やホルモンの働きの低下を引き起こし、結果として抜け毛が増える原因になります。
■ 誤ったヘアケア
洗浄力の強すぎるシャンプーや、頻繁なカラー・パーマなども、頭皮の環境を悪化させ、びまん性脱毛症の引き金となることがあります。
びまん性脱毛症を防ぐ・改善するための3つのポイント
① 頭皮環境を整える
髪は「土壌」である頭皮が健康でないと育ちません。アミノ酸系の優しいシャンプーに切り替え、頭皮を乾燥から守りながら、マッサージで血行を促進しましょう。
② 髪に必要な栄養をしっかりとる
髪の主成分であるタンパク質に加え、鉄・亜鉛・ビタミンB群なども意識的に取り入れましょう。
食事から摂りにくい場合は、サプリメントを上手に取り入れるのもおすすめです。
③ 生活習慣を見直す
睡眠時間を確保し、ストレスをため込まないことも大切です。心と体のバランスが整うことで、髪の成長環境も整っていきます。
自分では判断が難しいときは、プロの目で頭皮チェックを
びまん性脱毛症は進行がゆるやかで、自分では気づきにくいこともあります。
「これって本当に薄毛?」「ただの年齢変化なの?」と悩んだら、専門の目でチェックしてもらうことが一番確実です。
北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店では、女性特有の脱毛症に特化したカウンセリングと施術を行っております。
マイクロスコープによる頭皮診断から、体質・生活習慣に合わせたホームケアのご提案まで、無理なく続けられるサポートをご提供しています。
まとめ:「年齢のせい」とあきらめないで
びまん性脱毛症は、年齢のせいだけではなく、生活や体の変化が関係している脱毛症です。
つまり、きちんと原因に向き合い、正しいケアを始めれば、髪の状態を改善していくことも十分に可能です。
少しでも違和感を感じたら、髪からのサインを見逃さずに、できることから始めてみましょう。
髪に関するお悩みは、北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店にお気軽にご相談ください。
あなたの髪と未来に、やさしく丁寧に寄り添ってまいります。