ベタつき・かゆみ・ニオイ…夏の頭皮、脂性肌対策で発毛力を守る

最終更新日:2025.08.01

夏になると、頭皮のベタつきやかゆみ、ニオイが気になるという声が一気に増えます。特に脂性肌タイプの頭皮は、汗と皮脂が混ざり合うことでトラブルが起きやすく、放っておくと抜け毛が増える原因にもなりかねません。

せっかくAGA対策や発毛ケアをしていても、頭皮環境が整っていなければ、髪の成長を妨げてしまいます。

今回は、夏の脂性頭皮に悩む方のために、発毛のプロが実践している頭皮ケア法をご紹介いたします。


夏の脂性頭皮で起こる3つのトラブルとは?

① 皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まる

暑さで汗とともに皮脂分泌が増えると、頭皮に皮脂がたまりやすくなります。これが毛穴を詰まらせて、髪の成長を妨げたり、かゆみやフケの原因になったりします。

② ニオイやかゆみの原因になる菌の繁殖

頭皮の常在菌が皮脂や汗をエサにして繁殖すると、不快なニオイや炎症を引き起こしやすくなります。これが慢性的になると、抜け毛の要因にもなってしまいます。

③ 育毛剤や発毛剤の浸透が妨げられる

脂が毛穴に詰まっていると、せっかくの発毛剤が毛根まで届きにくくなるのです。つまり、脂性頭皮のままではケアの効果も半減してしまいます。


脂性頭皮に効く!発毛技師おすすめの夏ケア5選

1. 洗浄力が強すぎないスカルプシャンプーを選ぶ

脂っぽいからといって洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗うのは逆効果。皮脂を取りすぎると、かえって余計に皮脂を出そうとする働きが生まれます。

▶ 選ぶポイント:

  • アミノ酸系洗浄成分
  • ノンシリコン
  • 抗炎症・抗菌成分配合(グリチルリチン酸など)

北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店でも、皮脂バランスを整えながら毛穴をクリアに保つ専用シャンプーを使用しています。


2. 1日1回、夜に洗髪する習慣をつける

日中の皮脂や汗、空気中の汚れが頭皮に残ったまま寝ると、菌が繁殖しやすくなります。夜に洗髪して頭皮を清潔に保つのが理想的です。

※朝シャン派の方は、夜も軽くすすぎ洗いを取り入れると◎


3. シャンプー前の「ぬるま湯すすぎ」で皮脂を浮かせる

シャンプーの前にしっかりと38℃程度のぬるま湯で1分以上頭皮を流すことで、表面の皮脂や汚れの7割は落ちると言われています。この一手間が、頭皮環境を大きく左右します。


4. 頭皮の保湿で“皮脂の出すぎ”を抑える

意外と知られていませんが、脂性の原因が「乾燥による皮脂の過剰分泌」である場合も多いです。シャンプー後に、スカルプ用の保湿ローションを使うことで、皮脂バランスが整いやすくなります。


5. 帽子の選び方にも気をつける

夏の紫外線対策に帽子は必須ですが、通気性の悪い素材だと頭皮がムレて菌が繁殖しやすくなります。

▶ おすすめ素材:

  • 麻やコットンなど通気性の良い天然素材
  • メッシュタイプのキャップ

できるだけ長時間かぶりっぱなしにせず、汗をかいたら帽子を外して通気させましょう。


発毛に必要なのは、「清潔」×「潤い」×「血流」

脂性頭皮に悩む方の多くは、「とにかく洗ってサッパリさせよう」と思いがちですが、大切なのは洗いすぎずに、必要なうるおいを残すことです。

そして、夏こそ大切なのが血流を保つこと。シャワーだけで済ませず、週に数回は湯船に浸かって体を温めると、頭皮の毛細血管にも酸素や栄養が行き渡りやすくなります。


まとめ:脂性頭皮を正しくケアして、夏も発毛チャンスに

頭皮の皮脂は、髪を守る大切なバリア機能でもあります。完全に取り除くのではなく、必要な皮脂を残しながら、清潔に保つことが夏の脂性頭皮対策の基本です。

北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店では、脂性タイプの頭皮に特化したスカルプチェックや、専用のクレンジング施術も行っております。市販のケアでは限界を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。