よく似た症状『円形脱毛症』と『抜毛症』の違い
最終更新日:2025.05.01
髪の悩みのなかでも、特に戸惑いやすいのが「抜け毛の原因がわからない」といったご相談です。なかでも混同されやすいのが「円形脱毛症」と「抜毛症」です。どちらも見た目には似ている部分があり、自分で判断するのが難しいこともあります。この記事では、この二つの違いを分かりやすく解説し、日常生活で気をつけるべきポイントについてもご紹介していきます。
円形脱毛症とは
円形脱毛症は、主に免疫のバランスが乱れることによって髪が抜けてしまう症状です。突然、コインのような丸い形で髪が抜けてしまうことが多く、痛みやかゆみがないことが一般的です。誰でも発症する可能性があり、年齢や性別に関係なく見られることがあります。ストレスが引き金になるケースもありますが、それだけが原因とは限りません。
この症状では、毛根に異常が起きて一時的に髪の成長が止まる状態が続きます。放っておくと範囲が広がることもあるため、早めの対応が大切です。円形脱毛症は外からの刺激ではなく、体の内側から起こるものなので、生活習慣や栄養の見直しも重要になります。
抜毛症とは
一方の抜毛症は、自分の手で髪を抜いてしまう行動を繰り返してしまう状態を指します。無意識に行っている場合も多く、本人も気づかないうちに髪が抜けてしまっていることがあります。緊張や不安、集中しているときなどに手が無意識に頭に伸びてしまい、その結果として抜け毛の部分ができてしまうのが特徴です。
髪の毛を引き抜くことで、頭皮に刺激が加わることになり、毛根にも影響が出る場合があります。また、繰り返されると髪の密度が不均一になり、見た目にも変化が出やすくなります。
見分け方のポイント
円形脱毛症と抜毛症の違いを見分けるうえで大事なのは、「抜け方のパターン」と「原因の傾向」です。円形脱毛症の場合、毛穴が滑らかで赤みや炎症が見られないことが多く、髪が同じような長さで抜け落ちています。反対に抜毛症では、髪の長さが不ぞろいだったり、抜けた部分に赤みや小さな傷が残っていることがあります。
また、髪が抜けたあとの行動にも注目してみてください。気がつくと手が髪に伸びていたり、繰り返し同じ場所を触っていたりする場合は、抜毛症の可能性があります。
見た目だけで判断しないことが大切です
どちらの症状も、見た目が似ているために自己判断でケア方法を選んでしまう方もいらっしゃいます。ただ、正確な判断が難しいケースも多く、間違った方法で対応すると、かえって頭皮環境が悪化してしまうことも考えられます。
当店「北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店」では、発毛の専門家として、髪や頭皮の状態を丁寧に確認しながら、その方に合った対策を一緒に考えていきます。髪が抜けている原因を正しく知ることが、安心してケアを進めるための第一歩です。
まとめ
円形脱毛症と抜毛症は、いずれも髪が抜けてしまう点では似ていますが、その背景や対応の方向性には大きな違いがあります。正しい知識を持って早めに対処することで、髪や頭皮への負担を和らげることが期待できます。髪のことで気になることが出てきたときは、一人で悩まず、専門の知識をもったスタッフにご相談されてみてください。
気になる症状が続いている方は、ぜひ「北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店」までお気軽にご相談ください。あなたの髪と心に寄り添い、丁寧なサポートを行ってまいります。