AGA治療薬と他の薬の飲み合わせ、大丈夫?知っておきたい基本知識
最終更新日:2025.05.13
AGA(男性型脱毛症)の対策として、内服薬を活用されている方は年々増えています。特にフィナステリドやデュタステリドといったお薬は、継続的な服用が大切とされる一方で、「他の薬と一緒に飲んでも問題ないのか?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、【北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店】でもご質問が多い「AGA治療薬の飲み合わせ」について、わかりやすくご案内いたします。
AGA治療薬の基本的な働きとは?
代表的なAGA内服薬には以下の2つがあります。
- フィナステリド(プロペシア等)
- デュタステリド(ザガーロ等)
これらは、髪の成長を妨げる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の産生を抑えることで、抜け毛を防ぎ、発毛環境を整える目的で使用されています。
ただし、これらはホルモンバランスに関係するお薬のため、飲み合わせには注意が必要なケースもあるのです。
一緒に飲むときに注意が必要な薬
AGA治療薬は、基本的には比較的安全性の高い薬とされていますが、以下のような薬を服用している方は、特に注意が必要です。
1. 肝臓に負担がかかる薬
フィナステリドやデュタステリドは肝臓で代謝されるため、同じく肝機能に影響を与える薬(抗生物質、抗真菌薬、抗てんかん薬など)と一緒に摂取する場合は、代謝が遅れることで血中濃度が上がりやすくなることがあります。
2. 抗うつ薬や精神安定剤
ホルモン系に働きかける薬と、神経伝達物質に影響する薬を併用する場合は、体調変化に敏感になるケースもあります。自己判断せず、服用中の薬がある方は事前に専門家に確認されるのがおすすめです。
3. 前立腺やホルモンに関する薬
デュタステリドなどは、もともと前立腺肥大の対策薬としても使われているため、前立腺の治療中の方が重複して服用すると、作用が強く出る場合があります。
市販薬やサプリとの併用はどうなの?
風邪薬や胃腸薬、栄養ドリンク、サプリメントを一緒に飲んで良いのかという疑問も多くあります。
- サプリメント(ビタミンB群、亜鉛、ノコギリヤシなど)は基本的に問題ありません。ただし、同じ成分を含む製品を複数使うことで過剰摂取になることは避けましょう。
- 風邪薬や解熱鎮痛剤は通常の用法であれば大きな問題はありませんが、体調不良時に薬の代謝が乱れる可能性もあるため、違和感を感じたら服用を中断する判断も必要です。
飲み合わせの不安がある方へ
AGA対策を行っていく上で、最も大切なのは「安心して続けられること」です。飲み合わせに不安がある場合や、現在治療中の症状がある方は、必ず事前に医師や薬剤師、もしくはAGAに詳しい発毛専門家にご相談ください。
【北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店】では、服用中の薬の内容をお伺いしたうえで、安心して始められるケアをご提案しています。
まとめ:自己判断は禁物、信頼できる相談先を持ちましょう
AGA治療薬は「飲み続けること」で結果が期待できる一方で、他の薬との併用には慎重さが必要です。飲み合わせに問題があると、期待していた効果が出なかったり、思わぬ体調不良につながる可能性もあります。
無理のない安全なケアを行うためにも、気になる点があれば早めにご相談ください。髪の健康は、正しい知識と安心できる環境から始まります。