円形脱毛症は自然に治る?対策をしないとどうなるの?

最終更新日:2025.04.15

突然、頭皮の一部に丸く髪が抜けている部分を見つけて、驚いた経験はありませんか?それが「円形脱毛症」と呼ばれる状態です。多くの方が、「しばらくすれば自然に戻るのでは」と考えて様子を見ようとされますが、場合によっては長引くこともあるため、注意が必要です。

これまで300人以上の髪の悩みに向き合ってきた発毛技師の視点から、円形脱毛症について分かりやすくお伝えいたします。


円形脱毛症はどのようなものか

円形脱毛症は、コインのような形で髪が抜けてしまう状態です。大きさは数ミリから数センチまで様々で、ひとつだけの場合もあれば、複数箇所に見られることもあります。痛みやかゆみは感じにくいため、気づかないまま進行してしまうケースもあります。

ストレスや自律神経の乱れ、免疫バランスの変化などが関係していることが多く、体の内側からのサインとして現れているともいえます。整骨や鍼灸の視点でも、こういった変化は筋肉や血流の滞りと関係していることがあり、頭皮にまで影響が及ぶこともあるのです。


自然に元に戻る場合と、そうでない場合の違い

確かに、軽いケースでは数か月以内に髪が再び生えそろうこともあります。ただし、それが一時的なものなのか、再発しやすい体質によるものなのかは、自分だけでは判断がつきにくいところです。

なかには、円形が広がったり、範囲が複数にわたったりすることもあります。抜けている箇所が増えるほど、毛根や頭皮の環境に負担がかかるため、髪が戻りにくく感じられることもあるかもしれません。

また、ストレスや疲労の蓄積が続くと、筋肉の緊張や血流の低下が生じやすくなり、発毛に必要な栄養や酸素が届きにくい状態にもつながります。


放っておくとどうなるのか

円形脱毛症をそのままにしておくと、症状が慢性的になることがあります。頭皮の状態が変わらなければ、毛が生えようとするサイクルも整いにくくなってしまいます。また、抜けた部分が長期間にわたって回復しないと、気持ちの面にも影響を及ぼしやすくなります。

特に、人目が気になる部分に症状があると、外出を避けたり、自信が持てなくなったりすることもあるかもしれません。精神的な負担が増えることで、さらに自律神経が乱れやすくなり、結果的に円形脱毛症が長引いてしまうケースも見られます。


早めのケアが整いやすさにつながる理由

円形脱毛症が見つかった段階で、できるだけ早く頭皮の状態を整えることが大切です。頭皮は髪を育てる土台ですので、柔らかさや血行の良さが保たれていれば、髪が生える環境も整えやすくなります。

たとえば、筋肉のこわばりをほぐすようなアプローチや、日々のストレスを和らげる方法を取り入れることで、体内のバランスが安定しやすくなります。

北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店では、頭皮環境や身体の状態を丁寧に確認しながら、おひとりおひとりに合わせたサポートを行っています。


自然回復を待つより、体の声を聞く意識を

円形脱毛症は、身体からのサインでもあります。無理をしてきた心身の疲れや、日常生活の小さなズレが、髪にあらわれているのかもしれません。だからこそ、「時間が経てば元通りに戻るかもしれない」と見過ごすよりも、早い段階で体の声に耳を傾けることが、髪を守る第一歩です。

北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店では、髪の変化を一緒に受けとめながら、前向きに取り組めるようお手伝いしています。円形脱毛症に気づいたときこそ、ご自身の心と体を見直すきっかけとして、丁寧に向き合ってみてはいかがでしょうか。