AGAは遺伝する?父親・母親どちらの影響?
最終更新日:2026.03.26
母方だけではなく、体質全体で考えることが大切です
AGAが気になり始めた方からよくいただくのが、「父親が薄毛だと自分もそうなりやすいですか」「母方の祖父が薄毛だと影響は強いですか」というご相談です。結論からお伝えすると、AGAは遺伝と関わりがあります。ただし、父親だけ、母親だけと単純に分けて考えるのは正確ではありません。男性型の薄毛は遺伝要素が強い一方で、環境要因も重なると考えられています。
母親側の影響がよく話題になる理由は、男性ホルモンの受け取りやすさに関わるAR遺伝子がX染色体上にあるためです。男性は母親からX染色体を受け取るので、「母方の影響が強い」と言われやすくなります。実際にAR遺伝子はAGAのリスクに関わる代表的な要素として知られています。
ただ、ここで注意したいのは、AGAはAR遺伝子だけで決まるわけではないという点です。MedlinePlus Geneticsでは、男性型・女性型の薄毛には複数の遺伝要因と環境要因が関わると説明されています。研究レビューでも、男性型の薄毛は非常に遺伝性が高い一方で、多くの遺伝子が関与する複合的な性質とされています。つまり、父方の家系も含めて影響を見る必要があります。
そのため、「母方が薄毛だから必ずそうなる」「父親が大丈夫だから安心」とは言い切れません。父方・母方の家系、髪質、皮脂の出やすさ、頭皮環境、生活習慣などが重なり、薄毛の出やすさや進み方に差が出やすくなります。家系に薄毛の方がいるなら体質的な注意は必要ですが、それだけで未来が決まるわけではありません。
実際には、睡眠不足、栄養の偏り、ストレス、頭皮環境の乱れなどが加わることで、髪が育ちにくい状態に傾く方も少なくありません。遺伝の可能性がある方ほど、抜け毛が増えた、生え際が気になる、髪にハリやコシが出にくいといった小さな変化を早めに見ておくことが大切です。遺伝があるかどうかを気にするだけで終わらせず、今の頭皮状態を整えていく視点が重要です。
北九州スーパースカルプ発毛センター小倉店でも、家系の不安をきっかけにご相談いただく方は多くいらっしゃいます。大切なのは、父親か母親かを決めつけることではなく、ご自身の頭皮と髪の現状を正しく知ることです。遺伝の傾向があっても、毎日の見直しで整えやすい部分はしっかりあります。不安を抱えたままにせず、早めに向き合うことが将来の差につながりやすいです。


